◆極上のビズビー・ターコイズ編そして簡単解説、ターコイズのグレードとは??!

昨晩で終わりましたが、決算セールにてたくさんのお買い上げ、本当にありがとうございました。

で、ここ２週間ほど、超目玉っぽいものは控えておりましたが、本日よりまたまた、ドッキリするものをご紹介していきます。サイトへの掲載も再開し、ばんばん凄いのを掲載していきますのでお楽しみに

さて、本日は、ビズビーのハイグレード、でも石が小さいのでお手軽価格の作品のご紹介です。

その前にターコイズのグレードについて、簡単に説明します。
最近、よく「このターコイズとこのターコイズとどちらがグレードが高いか」という質問をされる方がいらっしゃいますが、ターコイズはダイヤのように結晶体ではなく、ひとつひとつが全て異なります。またダイヤのように４Cのようなグレードの基準があるわけではなく、売り主が勝手に価格を決めます。
つまり
「誰もが欲しがる売りやすいものに高い価格」が付いているだけなのです。
Koyukiの場合は、「ハイグレード」という表示にしているものは、カラットあたりの単価が高いものです。つまり価格の高いもの=ハイグレード　というわけですね。
ただ、ターコイズディーラー、コレクターによって、その価格の付け方が違うわけです。
ある人は、こういう色味がハイグレードだというし、ある人は違うことを言います。日本人の好みとアメリカ人とでも違うわけですね。しかし、透明感があって濃い色のターコイズがハイグレードという点はほぼ固定されています。

そして、主に石屋さんではなく、コレクターが販売する場合、このケースでは石屋が持っていない素晴らしいものを抱えていることが良くあるのですが、こうしたものは１個だけでは売らないことが多いのです。
たくさんの中から１個だけ抜かれてしまうと、価値が無くなってしまうからまとめ買いしてほしいとい言われます。20コまとめてじゃないと売らない、とかは普通です。その前にアメリカ人ですから写真をたくさん撮って選ばせる、なんてことはしません。面倒なだけだからです。アメリカ人はターコイズの色や柄に日本人のように細かくこだわる人はあまりいないのです。
年に数回、親しいミュージアムが大量にターコイズをまとめ買いするときに、先にこちらに選ばせてくれることがある程度です。

Koyukiでは自分でもアメリカに原石を抱えていて、そこから選んでカスタムオーダーしていただけるようにしていますが、問題なのは「ここには無いけどこういう石が欲しい」という場合で、多くの場合はせいぜい２～３点の候補から選んでもらうだけで、たくさんの中から１個を選ぶという贅沢なことはまず不可能です。そして超ハイグレードのものや、激レアのターコイズの場合は、前述のように１個だけ買うということはできないわけですので、ほぼ不可能と思ってください。

お客様の中には、「こうこうこういう形でこういう模様で滅多に無いカラーのレアターコイズを探してもらってカスタムオーダーしたい」というご希望を持っていらっしゃる方がいます。正直言いまして、前述のようにこういう指定のカスタムオーダーはほぼ不可能だと思います。ターコイズの柄や形にこだわるのであれば、原石の写真掲載リストか、仕上がっている作品から選んでいただくしかないわけですね。単に「×カラットくらいのローンマウンテンのグレードが高いものでこういう作品を作って」というならもちろん可能なわけですが。

話がそれました。例を挙げますね
で、↓の写真は、コレクターから「全部なら売るが数個だけでは売らない」といわれたビズビー・ターコイズの写真です。クリックすると拡大されますので見ていただくと分かりますが、これらはすべて同じグレードとしてカラット当たりの単価も同じです。ただ、ご覧のようにすぐに売れてしまうような色合いのものもありますし、これは売りにくいだろうなというものもはいってます。
この場合、単価が非常に高く、とてもじゃないけど売れないし、こんなに買っても持ちきれないのでお断りしましたが・・。同様にランダーブルーなども、まとめ買いするなら売る人もいますが、単独で買うとすると石屋さんのあまりグレードが高くない石しかないわけです。

で、今日の本題です。
ここ何回か「ターコイズは小粒でもピリリと辛い」シリーズとしてご紹介してきたターコイズたちは、大口顧客としてこちらで先に写真を見せてもらい、抜かせてもらったものなのです。いつもできるわけではなく、たまにですが・・・
日本人好みで、石の色やバランスがいいものを先にピックアップさせてもらったものです。

で、本日は、ビズビーの、ハイグレードの小粒で作ってもらったジュエリーたちです
アーチストはRush Ann Begay

（1）２カラット　サイズ12　28800円 SOLD